2017SS / new cougar / Note #01

HIMALAYA
with new cougar

#01 「世界でいちばん美しい谷」への旅

エベレストをはじめとした高峰が連なるヒマラヤは、
クライマーだけでなくハイカーをも魅了し続ける、いわば聖地。
ティルマンが探検をしてから60年以上もたった今、
その足跡を辿るような冒険をしてみたいと登山隊を構成した。

1950年代、イギリスの冒険家・H.W.ティルマンはヒマラヤを調査のために訪れ、
その報告に「世界でいちばん美しい谷」という記述を残した。
その場所はカトマンズより北、チベットの国境付近にあるランタン渓谷だ。

そして、この遠征はカリマーのプロダクトのフィールドテストも兼ねている。
縦走向け大型リュック〈cougar〉をメインに、
あらゆるシーンでリュックサックをはじめに、ウェア・ギアの性能を試した。
ヒマラヤという過酷な土地でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
3週間にわたる遠征の記録から表出させたいと思う。

ネパールの玄関口、カトマンズから陸路をジープで起点の村、
シャブル・ベンシへ。そこから山小屋(ロッジ)泊を経て、
ランタン渓谷の最深部へと進んでいく。

核心部はティルマンの名が付けられているティルマンズ・パスだろう。
ヒマラヤの高峰の合間を縫うように越えていく峠だ。
しかし、峠と侮ることなかれ。
標高約5500mの氷河上にそのルートはあるのだ。
周辺は完全なる無人地帯。サバイバルともいえる山行が想定される。

ティルマンズ・パスを越えたあとは、標高を下げながら、
秘境の村をつなぐようにして約1週間かけてカトマンズへと戻る。