2017SS / new cougar / Note #07

#07  ヒマラヤ襞(ひだ)

ランタン渓谷を進み、何日が経っただろうか。
ついに白い万年雪にいだかれた峰々が谷間から顔をのぞかせた。

縦方向に幾つも刻まれたヒマラヤ襞。
急峻な斜面を雪が滑り落ちる際にできるという
ヒマラヤならではの自然現象のひとつだ。

ときおり氷河から氷の塊が轟音をたてて崩落する。
自然がつくりだした美しき造形は見ていて飽きることがない。

ガンチェンポ(6387m)

夕焼けが襞に陰影をつける

キャンジン・ゴンパから望むキムシュン峰(6745m)

山頂直下、圧倒的な存在感で迫る懸垂氷河

ランタン渓谷奥地の峰々に囲まれハイキャンプへ向かう

ティルマンズ・パスのブルーアイスと化した氷河

キムシュン峰に刻まれた地層

刻々と変わっていくグラデーション

最後の光がリッジだけを赤く染める