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ヒマラヤ・世界第8位高峰マナスル峰(8,163m)遠征 vol.11【アンバサダー 村山 孝一】

「いつかは8,000m!」 登山を始めた高校1年生からの、自分自身への合い言葉。アフリカ大陸、南米大陸、ヨーロッパ大陸、北米大陸への遠征を経験し、いよいよアジア大陸・ヒマラヤ8,000m峰に挑戦です。

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村山孝一(むらやま・こういち)
キャリア20 年の元プラネタリウム解説員。海外遠征中は登攀だけでなく、高所での星空観望や天体撮影にも取り組む。都内の社会教育複合施設の分館長に就任、教育や学術及び文化に関する各種事業を担当。
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ヒマラヤ・世界第8位高峰マナスル峰(8,163m)遠征 vol.11


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高所順応のため同じルートを何度も通過していると、クレバスの幅が変化していることに気がつきます。巨大な氷塊が動いている証拠です。


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その影響で回収不能となったフィックスロープが我々の頭上を電線のように通過しています。ロープに長いスノーバーが揺れている様子を下から無言で見上げます。


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そのロープの意味が理解出来なかった頃は、不思議に思うだけでしたが、その理由が分かると不気味な光景にしか見えません。観光客気分でアイスフォールを「美しい世界」なんて悠長に思っている立場でないことに気づかされます。


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蒼く美しく思えていた無数の氷柱が、気温の上昇で溶けたものであると理解すると、氷柱は危険な場所に我々が立っていることを知らせるシンボルであり、一刻も早く通過せよというマナスル峰からメッセージに見えてきます。


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死亡率の高い峰に取り付いていることを、忘れてはいけません。

ヒマラヤ・世界第8位高峰マナスル峰(8,163m)遠征 vol.12