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フィールドレポート 秋の南八ヶ岳縦走(1)【アンバサダー 谷口京】

秋深まる10月半ば。八ヶ岳主稜を彷徨しました。

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谷口 京(たにぐち・けい)
写真家、十文字学園女子大学非常勤講師。日大芸術学部を卒業後、渡米。NYを拠点に世界を巡り、2004年に帰国。人物と風景を中心に、「Number」「TRANSIT」などの雑誌、企業・公共広告、テレビ朝日『世界の街道をゆく』など様々なメディアで活動中。ヒマラヤをはじめ国内外の山を旅する冒険好き。
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フィールドレポート 秋の南八ヶ岳縦走(1)【アンバサダー 谷口京】

秋深まる10月半ば。八ヶ岳主稜を彷徨しました。


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10月初旬、9月の丹沢登山につづくパパ友との山旅。今回は八ヶ岳連峰へ。1泊2日で硫黄岳〜赤岳を縦走します。


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台風24号による橋の流失で、美濃戸林道が車両通行止めに(10月28日復旧)。美濃戸口から徒歩で入山しました。


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無雪期は車で通過しがちな林道も、徒歩だと見える景色が変わります。秋深まる山麓の森。色づく木々を楽しみながらのアプローチに。


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美濃戸山荘からは北沢ルートへ。標高が上がるにつれて苔が広がり、八ヶ岳山麓らしいトウヒやシラビソの森に変わります。


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赤岳鉱泉に到着。最高峰・赤岳(2,899m)が姿を見せました。縦走予定の岩稜が目前に迫ります。


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”アイスキャンディ” の足場が組まれていました。これから徐々に水をかけ、巨大な人工氷壁を作ります。この冬も多くのクライマーで賑わうことでしょう。


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昼食後、硫黄岳へ出発。標高差600mの斜面を2時間ほどで登ります。


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木々の間から、ここまで登ってきた北沢渓谷が見渡せました。


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標高2500mを超えるといよいよ森林限界。ダケカンバの木立の先は、ハイマツの絨毯に。


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硫黄岳稜線の小ピーク・赤岩の頭(2,650m)に到着。視界が広がり、八ヶ岳核心部の雄大な景色が登山者を迎えます。


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硫黄岳山頂へと続く尾根。冬山の入門コースとしても人気です。風化した白い山肌は、かつて火山だった名残。八ヶ岳の他の山々にはない独特の景観を創ります。


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眼下にはたおやかな森。木立の中にオーレン小屋が佇みます。悠久の時を語る大陸的山容は、八ヶ岳の魅力のひとつでしょう。


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標高2,700m。一歩一歩、頂きを目指します。


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午後4時、硫黄岳(2,760m)登頂。


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この日は暖かく、快晴無風。硫黄岳は風の名所。こんな登山日和は記憶にありません。パパ友にとっても、初めて目にする森林限界を越えた世界。感動もひとしおです。


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山頂からは360度の大パノラマ。北八ヶ岳の天狗岳や蓼科山が手を取るように見え、このままどこまでも歩き続けていけそうです。


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硫黄岳山頂の爆裂火口。八ヶ岳は約200万年前から噴火を繰り返し、現在の姿になりました。


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民話では、かつて八ヶ岳と富士山がその高さを競いあい、阿弥陀如来の仲裁で、八ヶ岳が勝ちました。怒った富士山は、棒で八ヶ岳を叩き割ってしまいます。そのため八ヶ岳は8つの山に分かれてしまった、と伝わります。阿弥陀岳(中央)や赤岳(左)を眺めながら、しばし、神話に想いを巡らせました。


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宿泊予定の硫黄岳山荘へ。稜線に立つ7つのケルンに導かれるように山小屋を目指します。


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次回は主峰・赤岳へ。八ヶ岳屈指の縦走路を歩きます。

今回使ったアイテム

リュックサック:ridge 30 type2、ジャケット:boma NS jkt(unisex)、concordia down jkt、フリース:trail fleece、ハット:grab hat +d