いつかまた旅をしよう。 チリ・ボリビア・アルゼンチン編

旅に出られない日々がつづく中、写真家・谷口京さんが、いつかまた旅に出られる日を思いながら、5 年前の旅を振り返る。訪れたのは、南米のチリ、ボリビア、アルゼンチンにまたがるアタカマ砂漠とその一帯。荒涼とした高地をピックアップトラックに乗り込み縦横無尽に走った2週間の旅。

旅の道連れ、現地生まれのタフガイ、ペニャ。

アタカマで生まれ育った屈強な男ペニャと連れ立って旅をした。サバイバル技術に長け、砂漠や高所で生き抜く知恵を教えてくれた。

国を示すだけの大雑把な道しるべ。

アタカマ砂漠周辺の高地で車を走らせると突き当たった三叉路の標識。町の名前ではなく国名がざっくりと記されていた。これはボリビア側から見た三叉路。果たして荒野が広がるだけのこの土地で国境を引くことに意味があるのだろうか。 

道中で出会った愛くるしいリャマの親子。

アタカマ砂漠は酸素が薄いうえ、年間降雨量が0~数ミリしかない世界で最も乾燥した地域。そんな厳しい環境にも多様な生き物が適応し、逞しく生きている。 

ひたすらつづく荒野の風景。

アンデス山脈の荒涼とした砂漠地帯をひた走る。チリとボリビアの国境地帯には標高5千mを超える活火山が点在。まさに地の果ての景色が広がる。 

太陽が降り注ぐ沿岸の街。

チリ北部太平洋岸の都市アントファガスタ。サッカー仲間のもとへ向かうのか、車道であることを構わずに駆ける少年の軽快な足取りが清々しい。 

社会を変えようと声を上げる若者たち。

チリの首都サンチアゴ中心部にあるサンチアゴ大学で社会改革を求めるデモに遭遇。世界のなかでも早期に8時間労働制を導入するなど、もともと革新的な風土があるチリ。しかし、1970〜80年代には多数の学生が処刑、行方不明になった、軍事独裁政権による激しい弾圧も経験している。そんな背景からか若者の政治への関心は非常に高い。

遥か遠くの日本が身近に感じる。

パルパライソは太平洋に面した海岸の街。夕日に照らされた太平洋が見えた途端、地球の裏側にある遠い日本が、海を挟んですぐ隣にあるように感じた。 

谷口 京(たにぐち・けい)

写真家。日大藝術学部を卒業後、NYを拠点に世界を巡る。十文字学園女子大学非常勤講師。カリマーアンバサダーを務める。

今回のおすすめアイテム

eclipse 27

イクリプス 27
A4ファイルが楽に収納できるメインコンパートメント。ノートPCホルダー、充実したオーガナイザーも装備。アウトドアからタウンまでフィールドを選ばずお使いいただけるデイパックです。 ※製品改善のため予告なく仕様、設計の変更を行う場合があります。

ポイント 

・高強度ナイロンのファブリック「KS-N330HT」を採用
・ハイドレーションボトルホルダーとしても活躍するPCホルダー
・デジタルガジェットなどの収納にも活躍するオーガナイザー

掲載号
TRANSIT48号 美しき古代文明への旅 

2020年6月発売のTRANSIT48号では「古代文明」を特集。 人類はアフリカで誕生以来、数万年もの間、狩猟採集の暮らしを営みながら移動をつづけ、世界中に散らばりました。そして約 7000 年ほど前から各地で文明が勃興しはじめます。その古代文明の多くは、政治経済といった社会システムやインフラから、文字や歴史、法律、数学、医療など、現代の生活のルーツとなるものを生み出し、現代の我々の暮らしにつながっているのです。しかし、高度な社会を築き反映した古代文明の多くがいずれ滅びてしまいました。いつか現代文明も終わってしまうのか。謎が多くロマンがあふれる古代文明に私たちが学ぶことはあるのか、国境も時も超えた旅をお見せします。 

2020年6月26日発売
価格:1800円(+税) 

TRANSITの旅にkarrimorを。

世界中を旅するTRANSITが、毎号karrimorのアイテムとともに旅をした、誌面には掲載されていない取材の裏話を公開しています。

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