karrimor特別企画【富士登山プロジェクト】の最終回。これまでご紹介したkarrimorの商品を身に着けて、ついに日本一の山「富士山」にスタッフが初挑戦します。今回は私達の富士登山の模様をお届けします!
まず驚いたのが、訪れている方の7割ほどは訪日旅行者!お山開きしたばかりだからでしょうか・・様々な言語が飛び交い、普段私たちが生活している環境とは違う、標高2,300mの空気は非日常感に溢れていました。※2024/7/3時点
バスで一気に上がった標高に身体を馴らしながら、五合目では早めの昼食をとり、ロッカーに荷物を預けるなどをして過ごしました。これから登る富士山はもちろん、南アルプスや八ヶ岳などの景色も素晴らしく、レストランや土産物屋も多いエリアでした。五合目に行くだけでも楽しめそうなので、改めて観光に来てみたいと思いました!
2024年から吉田口ルート入り口にゲートが設置され、午後4時から翌日午前3時までゲートが閉鎖されるようになりました。これはご来光目的で夜通し登山を行う「弾丸登山」対策で、登山道の過度な混雑防止のため通行人数を1日4000人に制限しています。ご自身の安全のためにもルールをしっかり守って、富士登山に臨むようにしてください。
また吉田口ルートの通行料として、往復2,000円が必要になりました。ゲート前には料金所があり、ここで貰う黄色いリストバンドが通行料を払った証明になります。忘れずに手首につけておきましょう!
このような規制から、安全誘導や巡回指導、登山道やゲートの整備を行っている方がたくさんいらっしゃることを改めて感じました。安心、安全に登れることに感謝しながら、登山を楽しみたいと思います。
ゲートを過ぎると、まずは緩やかな下り坂です。「いきなり下りですか・・!?」と思われるかもしれませんが、登りたい気持ちを抑え、ウォーミングアップと思ってのんびり歩きましょう。
しばらく歩くと泉ヶ滝という分岐に到着します。ここから登り坂になるので、呼吸を整えながら自分のペースを守ってゆっくり登ります。
ほどなくしてジグザグの道が現れます。
私は以前、まだ雪化粧をしている富士山を望遠レンズで撮影している方に、山中湖の湖畔で出会ったことがあります。ご厚意でファインダーを覗かせていただくと、まるで縫い目のようにジグザグの道が浮かび上がっていました。その道に今自分が来ていると思うと、思わず山中湖に手を振りたくなりました。
「Sさん!ほら八ヶ岳!」日本の名峰の景色に、私は大はしゃぎ!
この日は天気も良く、時折足を止めて景色を楽しみながら登山道を進んでいきます。日差しが強く、熱中症なのか道の途中でダウンしている方もいらっしゃいました。水分補給と行動食をこまめにつまみながら進んでいきます。
>>参考ページ:おやつじゃない!体を動かし続ける行動食編
最初の山小屋の「花小屋」に到着です。ここからは山小屋が点在しているので、こまめに休憩が取りやすくなっていきます。小屋の横に気温計があったので確認してみると・・13:45で22℃。私の予想より高く、少し暑いくらいに感じました。
七合目に入ると道の様子が変わり、富士山が火山であることを改めて感じさせられるような溶岩帯の岩場となります。下を見下ろすと自分たちが登ってきた道がよく見え、ここまで頑張ってきた自分をねぎらいながら先に進みます。
富士登山には、本当にたくさんの訪日旅行者の方が挑戦していました。途中何度か周りの方に応援されたり、写真を撮りあったり、日本旅行で行ってよかった場所を聞いてみたりと。様々な国の方と声を掛け合いながら山頂を目指すという体験は、富士山でしか味わえないのかもしれません。ただあまりにも軽装で上人が一部あり・・この記事を見てくださっている方々は、自身の命のためにも十分に注意して臨んでいただけたらと思います。
途中風が強くなってきたので、レインウェア編でご紹介した
WTX LT rain jktを着用しました。ストレッチが効いた素材なので、岩場で手を使うような場所でもストレスなく動くことができ、風を程よく凌ぐことができました。
>>参考ページ:命を守る山の必携品〜レインウェアインタビュー編〜
八合目以降も岩場が続く上に道が細くなっていて、ところどころ渋滞が発生していました。後ろに自分より早く登る方がいたら焦らずに道を譲り、自分のペースを守って進みましょう。
標高3,250mの八合目「元祖室」まできました。日本で標高第2位の山の北岳は3,190m。ここからは日本で一番高い場所になります。
歩き始めて約5時間、今日の宿泊先の山小屋、富士山ホテルに到着しました!小屋の前からの景色は雲の上の世界・・ここまで来ることができて、ひとまず安心。山頂でご来光を見るために、午前2時頃に小屋を出発する予定です。小屋でゆっくりというスケジュールではないですが、明日に向けてしっかり身体を休めたいと思います。
夕方になると太陽が富士山の反対側に隠れてしまい、気温が一気に下がります。山小屋の中は、外より少し暖かい程度で、しっかりとした保温対策が必要です。特にこの日は風が強く、景色を見ようと外に出ると寒い・・私は寒がりのため、明日のご来光前の一番寒い時間帯に耐えることができるか心配です。小屋の売店を覗いてみると、カイロや軍手など、寒さ対策に利用できそうなものも販売されていました。
※2024/7/3時点の情報です。タイミングや時期、品切れによって販売されているものが異なる可能性がございますのでご注意ください。
翌朝、いや、深夜1:30起床です。他の宿泊者の方も続々と起きてきますが、山頂ではなく小屋の前でご来光を見る方はまだ寝ている時間なので、寝室ではなるべく静かに行動しましょう。
外に出て下を見てみると、すでにたくさんの登山者のヘッドライトがゆらゆらと揺れているのが見えました。富士山の朝は早い・・!
※ここからは霧と強風により安全面を考慮し、写真撮影を最低限に抑えております。
準備を整え山小屋を出発。昨晩よりさらに風が強く、霧がかかっていました。山頂を目指す行列に並び、風にあおられながら、天気が回復するのを祈りつつ登ります。登る疲労に加えて、強い風に体力が消耗していくのを実感しました。
ここでポイントなのが、自分に適したサイズのレインウェアを選ぶこと!特に富士山のような風を遮るような木々がなく、標高の高い山に挑戦する方は必ず、自分の身体に合った登山用レインウェアを持っていきましょう。
山小屋を出発してから約2時間・・ついに富士山の山頂部分に到達しました!
とりあえず2人でハイタッチ!
日の出まで時間があるので、霧も風も回復していませんが、ご来光スポットで待機します。持っている衣類を全部着て、折れかけている心をなんとか保ち・・強風の中真っ白な空を、ただ、ただ見つめます。「少しでいい、一瞬でいい。なにかしら写真を撮らないと、皆様に富士山の魅力を伝える記事が完成しない!」
その時、一瞬だけ、雲の隙間に太陽が!
風が強い分すごい速さで雲が動いているため、見えたのはほんの数秒でした。
その写真がこちら!
雲一つない空に、地平線から上がっていくご来光は、それは素晴らしいものでしょう。
私たちもそれを期待していました。
ただ、強風と雲で何も見えない中、じっと寒さに耐えたほんの一瞬、数秒、姿を見せたそのご来光は、あの場にいた登山者たちの心を一瞬で掴みました。「来てよかった」と、心の底から思いました。
その後、当初予定していたお鉢巡り(富士山山頂の火口を一周すること)を強風の中では危険と判断し、下山することにしました。もちろんここまで来たからには「剣が峰」まで到達したい気持ちもありましたが、安全に下山してくることが登山者にとって、何よりも大切なことです。
時に自然というのは残酷で、たとえどんな苦労をして登頂しても良い景色をみせてくれなかったり、予定通りにいかないこともあります。こればかりは、我々にはどうすることもできません。ただ山は、どこにも行かず、そこでずっと待ってくれています。また挑戦すればいいのです。剣が峰まで行くことができなかったけれど「また富士山に登る理由ができた」と胸を張って下山することができました。
下山中の八合目付近で、吉田口ルート下山道と、須走ルート下山道の分岐点があります。吉田口五合目へ戻る方はこの分岐を間違えてしまうと吉田口へのルートに戻れないので、注意しましょう。下江戸屋という山小屋の前を通過するのが吉田口ルート、というのを覚えておきましょう。
karrimor特別企画【富士登山プロジェクト】はこれにて終了です。今年富士登山に挑戦する方や、いつかは登ってみたいという方、以前登ったことがある方、様々な方に読んでいただけたら嬉しいです。日本は富士山だけではなく、本当にたくさんの魅力ある山で溢れています。これからもkarrimorの製品と一緒にお伝えすることができたらと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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